ベトナム現地警察との戦い 4度目の訪問で最終決着 iPhone Xのひったくりから盗難届(ポリスレポート)を出してもらうまで

2018.12.03 2018.12.14OTHERS
ベトナム現地警察との戦い 4度目の訪問で最終決着 iPhone Xのひったくりから盗難届(ポリスレポート)を出してもらうまで

こんにちは、Lizです!

交番に行っては、何かと理由をつけられはぐらかされて帰される。

警察が言う理由はもっともらしく正論とも思えますが、 「盗難届(ポリスレポート)を書いてハンコを押し、交番以外に持ち出すこと。」 ただそれだけのことが、何回訪問しても何故できないのでしょうか。

理不尽です。

今ならその理由がわかるのですが、この時はベトナムの警察が本当に理解できませんでした。

3回も訪問を続けた結果、ベトナムの現地警察との不毛なやり取りに心が疲弊しきっていました。

ですが、このまま警察の言う通りに行動して盗難届がもらえないのは悔しすぎました。

電話で日本領事館が言っていたように、もう一度交番に行って見ることにしました。

「日本大使館に行ってなんとかしてもらえ」と現地警察に言われてその通りにしたのに、なんとかできなかったことを伝えることも目的でした。

そして、インターネットでホーチミンでの盗難記事や盗難届についての情報などを読み漁り、「日本語で怒る」という技を覚えた私はその日それを実践して見ることにしました。

その時まで私は交番にいるときは、感情を表に出さないように気をつけていました。

警察に逆ギレされたら怖いなという気持ちがあったからです。  

 

「今日こそ!盗難届(ポリスレポート)を!ゲットしてやる!」

と言う気持ちとともに、この日は一人で10区の交番に乗り込むことにしました。

 

その日の16:00交番に行って、 「私はサトラマートでiPhoneをひったくられました。盗難届が欲しいです。ここに来るの4回目なんですけど。」 と英語でやや怒り気味に言いました。

そのとき警察官Aは交番におらず、星二つや一つの警察官しかいませんでした。

交番には私の他にも親子がいて、子どもが何か書類を書いていました。

彼らは英語がわからずオロオロして、「Google翻訳に今言ったことを入力してくれ」と携帯を渡してきました。

しばらくGoogle翻訳での会話が続いたあと、そこにいた親子のうちお父さんが英語で話しかけて来ました。

お父さん「どうしたんですか?」

私「私はサトラマートでiPhoneをひったくられました。私は盗難届が欲しいんです。ここに来るの4回目なんですよ?信じられます?」

お父さん「Oh…そうなんですか。うちの息子もさっき携帯を取られたんですよ。」

まじホーチミン携帯のひったくり多発しすぎ。

そして、そのお父さんが警察の言ったことを翻訳してくれました。

「18:00まで待てる?警察官Aが来るまで待って欲しいって。」

仕方ないので待っていたら、警察官が今まで私と交番に一緒に来てくれていた友達に電話し始めました。

「警察官A(私を最初に担当した警察官)は、18:00に来るのでその時にまた交番に行って。僕も行くから。今交番にいるのは迷惑だから、一度外に出てね。」

「待って」って言われたから待っていたんですけど… 私は呆れて事件直後に駆け込んだマクドナルドに向かいました。

18:00になって駆けつけた友達と一緒に交番に向かいました。

そこには夜勤の警察官Aがいました。

警察官Aは今回の事件で何回言ったかわからない言葉を言いました。

警察官A「それで、どうしたの?」

私「私はサトラマートでiPhoneをひったくられました。盗難届が欲しいんですけど。ここに来るの4回目なんですよ!」

ここぞとばかりに、必死に怒ったふりをしながら訴えました。

警察官Aも当然のように英語がわからないので、私の友達に「なんて言ってるの?」と聞いていました。

警察官A「前回も言ったけど、証拠や目撃者なしだと盗難届は出せない。」

私「なんで出せないんですか?」

警察官A「盗難届を発行してしまったら、区の警察に提出しなければいけない。外国人の事件は扱ったことないし、すごく時間と手間がかかるよ。」

時間と手間がかかるのはわかるけど、仕事なんだからちゃんとやってくれ…。

「郷に入っては、郷に従え。」というけれど盗難届を発行してくれなきゃこちらは困る。

郷に従えない理由がある。

私「じゃあ、私はどうすればいいんですか?」

警察官A「これから私の上司が来るので、話してみるよ。」

警察官Aは渋々そう言いました。

そして待たされること4時間。

その間近くの食堂で食事をしたり、警察官にコーヒーを差し入れして機嫌をとったりしていたがそれはそれは暇でした。

コーヒーを差し入れするのは、ベトナム人の友達のアイデアです。

友達によるとベトナムでは警察に賄賂を渡すと事態は好転、ほとんどはスムーズに行くとのこと。

警察は私が賄賂を支払うのを虎視眈々と狙っていたのかもしれません。

そして、22:00。

交番の奥の部屋に呼び出された私たちは、パソコンで書類を作成しました。

警察官Aが話すには、「上司がなんていうかわからないけど、とりあえず書類を持って行ってみよう」とのこと。

この人なりにベストを尽くしてくれたようで、よかったです。

その後友達がベトナム語で事件当日のことを入力してくれ、書類は無事完成したのでした。

警察官Aは緊張した面持ちでコピーした書類を交番の上の部屋に持って行きました。 上司に見せるのでしょう。

5分後晴れやかな顔で戻ってきた彼の手には、ハンコが押されサインが書かれた盗難届が!

上司の説得に成功したようです。

友達曰く、ベトナムの警察は上下関係が激しく「上司の言ったことは絶対!」という考え方が主流なので、警察官は盗難届の発行を渋っていたのではないかとのこと。

しかし、この「日本語や英語などの彼らの理解できない言語で怒る」というのは、海外で理不尽なことがあったときに意外にも効果的だとい言うことがこの日わかりました。  

Liz

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